あざみ野の家
実質的には混構造3階建のこの住宅はエレベーターと階段で各階が有機的に繋がり二世代が一緒に生活したり、離れて暮らしたりと、必要に応じた空間の結ばれ方や離れ方が建前に縛られず気分の変化にさえ応じているように思われます。。
世代の差による空間や仕上げの好みによって内部空間が若干、統一感に欠けるもののむしろ住まい手の居場所としては夫々にとっては快適に違いないと感じます。
ライフスタイルが違う夫々の家族が一つ屋根の下に自分たちの暮らしを主張したり、譲ったりするのだから安全で安心な暮らしのメリットに満足されているのだと思います。
階段室や廊下やエレベーターなど導線の空間構成や個性的なデザインが目を引きます。建物全体の面積的な余裕に支えられた暮らしぶりが想像されます。