蕎麦湯と湯桶

蕎麦湯は蕎麦をゆでた湯。そば屋で湯桶(ゆとう)に入れて出され、もりそばなどを食べ終わったあとに残ったそばつゆを割って飲みます。そこで、蕎麦湯の出し方、飲み方、味わい方に触れましょう。
○蕎麦湯の出し方
普通の蕎麦屋はともかく、手打ちそば屋では、必ず蕎麦湯が出てきます。出し方は店により様々で、通常は釜にある茹で湯をそのまま出すが、蕎麦湯専用に別に用意しているお店もあります。釜の茹で湯の場合は、開店直後は薄く、客が入るに従い段々濃くなってきます。開店直後で薄い時は、少しそば粉を入れて濃くするところもあります。とろーっとした蕎麦湯を出すお店が有りますが、これは蕎麦湯専用に、そば粉を溶いたもので、こういうお店のそばに間違いは無さそうです。蕎麦の茹で湯自体では、濃くなってもそこまで濃くはなりません。また、茹で湯にそば粉を足して濃くしている店もあると言いますが、蕎麦湯専用に作ったものには敵いません。湯桶は、塗り物、陶器、鉄製があります。塗り物は蕎麦湯専用で、色は赤が多く、丸型、角型が有ります。陶器や鉄は、急須のような形のものもあります。
○蕎麦湯の飲み方
蕎麦湯を出されたら、蕎麦猪口に注いで飲みます。蕎麦汁を徳利に入れて供される場合は、蕎麦猪口に入れるそばつゆの量で濃さを加減します。蕎麦汁を蕎麦猪口に入れて出される場合は、加減出来ないので、濃過ぎる場合が多いのできちっと飲みたいときは、もう1つ蕎麦猪口を頼むと良いようで、また、蕎麦湯は時間が経つと底に沈むので、軽く揺すってから注ぐと良いようです。

○蕎麦湯の味わい方
(1)そのまま生で飲む蕎麦湯の味が一番良く解ります。
特に濃い目の時は、これが一番。そば切りが美味い店は、蕎麦湯も美味い。
(2)蕎麦汁を割って飲む
濃さはお好みで。そばつゆは蕎麦湯で割っても美味しいのが、本当に美味しい「そばつゆ」とも言われます。
(3)塩で味付け
加減が難しいが、ピタッといくと、新しい蕎麦湯の世界が開けます。十割蕎麦の蕎麦湯は、つなぎ入りの蕎麦湯に比べて、コクがあり味わい深く、美味いそばの余韻となります。

最終更新日:2014年08月28日

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