秋刀魚 (さんま)

「秋刀魚が出ると按摩が引っ込む」と言われるほど、昔から夏バテのスタミナ補給として知られている秋刀魚を食べて元気になりましょう。
特に心筋梗塞や脳卒中を防ぐEPAやDHAを多く含んでいるのが特徴です。ビタミンも豊富で貧血に効くというビタミンB12が他の魚の3倍もあるそうです。
皮膚や粘膜を丈夫にし、目にも良いビタミンAもたっぷり含んでいます。脳卒中・痴呆症・貧血・口内炎・口角炎の改善に役立ち、疲労回復に効果があります。
●秋刀魚は春から夏にかけて、プランクトンなどを沢山食べ、8月中旬から群れで北海道から東北の三陸沖、常磐沖、房総沖に南下してきます。旬は産卵前の9~11月で、房総沖で獲れたものが脂がのって一番美味しいと言われています。そして房総沖を南下するにつれ、脂が減り味も低下していきます。
●一年中、魚屋さんで見かけるのは、新鮮なうちに冷凍したものを保存しておき、解凍して売っているためです。もちろん旬のものが栄養たっぷりですが、同じ「生」でも12月頃の産卵期に獲れたものよりは、9~10月の旬に獲れた冷凍ものを解凍した秋刀魚の方が脂がいっぱいなので、生の方が良いとは限りません。尾のつけ根が黄色いものは旬のもので、脂肪を多く含んでいるといわれています。

●旬の前、夏に獲れた「新物」秋刀魚はおいしいとは限りません。その年の夏に獲れた秋刀魚が「新物」として売られていますが、この頃は脂ものっていないし、値段も1尾1,000~2,000円と高めです。秋刀魚は、やっぱり「秋」です。栄養たっぷりの庶民の魚は安くて美味しくなくては意味がありませんね。
●なぜ秋刀魚に大根おろしを添えるのでしょうか。
魚の焼き物に添えられている大根おろし。消化を助け、ビタミンやミネラル分の栄養もたくさん含んでいます。魚の焦げ目は発がん性物質になる恐れがあるといわれているので、発がん性物質を無毒化する作用を持つ大根おろしは、焼き魚にピッタリ。大根おろしを添え、気にせずどんどん食べたいものです。もちろん添えることによって風味も倍増しますね。
※ビタミンの損失が激しいので、おろしたらすぐ食べましょう。
●秋刀魚の選び方
・背が青黒く、腹側がピカピカの銀色で体の色が鮮やかなもの
・目が赤くなく透明なもの
・ブヨブヨしていないで身が引き締まっているもの
・エラが鮮やかな赤でヒレがピン!とはっているもの

最終更新日:2010年08月23日

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