紅茶の道具 ホットウォータージャグ♪

真夏の暑さも少しずつ和らぎ、夏に冷たい飲み物で冷やされたお腹も、そろそろ温かい紅茶を求めている頃ではないでしょうか。
さて、お店で紅茶を注文すると、紅茶が入ったポットとは別に、白湯の入ったポットが出されることがあります。それは「ホットウォータージャグ」と呼ばれる紅茶道具のひとつです。
紅茶がポットで提供される際には、大抵、2杯分以上の紅茶が入っています。ポットの中に茶葉が入ったままの状態ですと、1杯目の紅茶を飲んでいる間に、ポットの中の紅茶は、当然、濃くなってしまいます。そこで、2杯目以降の紅茶にホットウォータージャグのお湯で差し湯をして、濃さを調節するのです。自宅で紅茶を淹れる時、おいしい紅茶をたっぷりと楽しみたいけれど、「何度もお湯を沸かして淹れなおすのは、ちょっと面倒だわ」という時には、便利なアイテムです。
しかし、果たして、ホットウォータージャグで差し湯した2杯目の紅茶はおいしいのでしょうか。イギリスのティールームでは、ホットウォータージャグは、極当たり前の存在ですが、日本では、どうも同じようには行かないようです。それは、水質の違いにあります。地域により差はあるものの、一般的に日本は軟水で、イギリスは硬水です。軟水で淹れた紅茶は、硬水に比べ、茶葉の成分が抽出されやすく、抽出時間が長くなるにつれて、うまみよりも渋みやえぐみも出やすくなります。一度、渋みやえぐみが出てしまった紅茶は、いくらお湯で薄めても、残念ながら、1杯目のようなおいしい紅茶には戻りません。
そこでお勧めなのが、ゴールデンルールに従い、ポットで紅茶を十分に蒸らした後、茶漉しを使って、先に別のポットに移してしまうという方法です。これなら濃くなり過ぎる心配はありません。おいしい紅茶を飲みながら、のんびり読書を楽しみたい秋、この方法でたっぷり紅茶を用意し、ティーコージーをかぶせておけば、途中で紅茶を淹れなおす必要もなく、思う存分、読書に熱中できますね♪

最終更新日:2009年08月31日

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