無花果(いちじく)

いちじくは漢字で「無花果」と書きますが、花がないわけではありません。
いちじくは実の中に小さな花をつけるため、外からは確認できないのです。果実を半分に切ると赤いつぶつぶがたくさんつまっていますよね。あれが花です。いちじくは花の部分によって独特の食感を生み出していたのです。
一部のイチジクは「イチジクコバチ」という昆虫によって受粉が行われますが、
これはエジプトイチジクなど野生種に見られる特性です。国内で栽培されてい
るイチジクは受粉しなくても果実が大きくなる「単為結果」という性質を持つため、昆虫による媒介はありません。
ちなみに「いちじく」という名前の由来は、毎日1つずつ熟すことから「一熟」→「いちじく」になったという説や、ひと月で実が熟すため「一熟」→「いちじく」という説もあります。また呼び名としては南蛮柿(なんばんがき)、唐柿(とうがき)ということもあります。食べるほかにいちじくの利用法は葉や茎の切り口から出る白い汁には、たんぱく質分解酵素のフィシンという成分があり、痔や水虫、イボ取りの外用薬にもなります。

次にいちじくの栄養・効果についてです。
いちじくは、不老長寿の果物と言われるほど、栄養価や薬効が高い果物です。ペクチンという食物繊維を含んでいて、腸の働きを活発にするため、便秘に効果があるのは有名です。よく熟した実を1日に2~3個食べれば、効果が得られます。しかし、未熟な実を食べると、効果が無いだけでなく、胃が荒れますので注意が必要です。いちじくの実には酵素が含まれていて、消化作用を促進させるので、お酒を飲んだ後に食べると、二日酔いになりにくいようです。いちじくはアルカリ性食品ですので、健康と美容に気を使う方に特に好まれています。その他、炎症などを抑える働きもあり、喉の痛みを抑えたり、黄疸の治療にも有効とされているようです。

最終更新日:2014年08月28日

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